Ruriko's naisentaiken

エルサルバドル内戦体験記

何とか形がととのできた

昨日、Mさんが2回も来て仕事して行ったので、体力的に、仕事は午前中のみと決めていた私は、昼食後、休憩せずに、一緒に土木作業をせざるを得なかった。かなり、作業は進んだものの、夕方、倒れそうなほど疲労を感じ、テレビも何も見ず、お風呂に入って、寝た。その時、いつも飲んでいる痛み止めも、張り薬も、コンドロイチンも、飲まずにベッドに倒れ込んだ。
 
朝はぎりぎり5時に目が覚めて、疲労が回復していないことに気がついて、体中に、バンテリンを塗り込んだ。そのため、「こころの時代」に気がついた時、すでに10分経過していた。寝間着も着替えず、テレビを見たんだけど、いつもの通り、質問したい内容豊富な講座で、間抜けな質問者がうるさかった。
 
それから、食事をしたり、洗濯物をしたり、朝の仕事をしてから、チャットルームに入っているうちに、8時半になってしまい、あわてて鶏に餌をやりに行ったら、子育てが趣味のロロが、どうも今日から巣についたらしい。困る!冬に子育てされたら、私は目の手術で、世話ができないんだ。強引に手を突っ込んで中の卵を2個取ってやった。たぶんもう1個あるだろう。餌をやる時、何とかだまして明日とってやろう。
 
そんなことを考えながら歩いていたら、ふと、門のところに、回覧板が引っ掛かっているのを見つけた。中を見たら、共同募金の赤い羽根が入っていて、これは、自治体が強制的に徴収するようにできているので、羽を1枚とって、お隣さんのポストに入れるため、通りに出た。
 
そうしたら、近所の親父さんが、珍しく草刈り機を出して、雑草を刈っている。しかも自宅の木の枝らしい束にしたものをたくさん自宅の前に積んでいた。
 
お!これもらおう。
 
今日は、自治体のクリーンデイだった。仕方がない。家の周りなら、このところ、かなりの清掃をしていたから、改めて出ることもないのだけど、枝や木の葉の「ごみ」をもらうためには、引っ込んでもいられない。そう思って、手ぬぐいかぶって、ヘルメットかぶって、仕事着に着替えて飛び出した。
 
近所の親父さん、木の枝を山ほどと、丸いごみだめ2杯分の木の葉をどんどん担いで持ってきてくれて、おかげで、3段目の一番危ないところの段がかなりできた。私がやった土留めを眺めて、すげーなあ、さすがあ、とあきれていたが、なんだか、用事があると見えて、ゴミを運び終わったら車に乗ってどこかに消えていった。
 
草刈り機で刈った草や葉は細かく砕かれていて、なかなかいい。凸凹の木の枝を交互に重ねても、隙間があるから、段としてはぎしぎしする。これに細かく刻んだ草を敷き詰め、最後に集めた腐葉土を置いて、なんとか、固まることを祈るのだけど、つまりそれは「祈り」だけ^^。どうなるか、わからない。
 
しかし、一番危険な個所が何とかできたとはいえ、まだ杭が足りないし、防腐剤も足りなくなってきているので、またビバホームに行くことにした。もう、疲れていたって、休んでなんかいられない。10月はいい季節で、外の作業も楽だけど、冬にかかれば、ここは高台の途中で、風の通り道なんだ。何とか、できることを今のうちにしないと、冬に雨が降って、不測の事態が起きても対処できない。
 
かくして私はこの仕事に対して、段々と鬼になってきた。なんだか本気で、この作業を仕事として仕上げようとしているらしい。