Ruriko's naisentaiken

エルサルバドル内戦体験記

2020-12-01から1ヶ月間の記事一覧

「中米内戦体験絵画」6

「西暦元年の難民」 そもそも「西暦」というのは、キリスト生誕年から始まるということになっている。だから「西暦元年」というのは、キリスト生誕年。ただし正確な記録があるわけではない。イエスと呼ばれるナザレの人が、世に名を知られるようになったのは…

「中米内戦体験絵画」5

『主は誰がために死したもう』 この絵は別に「体験」を描いた絵ではありませんが、この下に載せた石膏のモチーフをエルサルバドルの土産物屋で見つけて、ヒントを得て描いたものです。日本に帰国して住み始めた街にあったとある絵画教室で、描いたものだから…

「中米内戦体験絵画」4

「難民、そして難民」 父祖の言葉を話し、 父祖の歌を歌い 父祖の神々を祭り 大地を愛し、大地を寿ぐ 武器を持たぬがゆえに、未開といわれ、 父祖の地を追われ、野に屍をさらす アメリカ大陸とすべての地球上の 生きる権利を奪われた難民にこの絵を捧ぐ (二…

「中米内戦体験絵画」3

庶民の暮らし:とはいっても、真剣すぎた。 「薪を売る少女」その当時、エルサルバドルの庶民の子供の50%は就業していた。かっぱらいだろうが、物売りだろうが、「就業」である。 この子はバスに乗って歌を歌い、袋に献金を集めていた。これも「就業」 両手…

「中米内戦体験絵画」2

内戦につきものなのは、「難民」。しかし国は国民の逃亡を許さない。生きているだけで、死にたくないから国外逃亡するが難民だけど、国はそれを許さない。なぜだか私にはわからない。国家に反逆したわけではない、生きたいだけの難民を、私は描いた。 「国境…

「中米内戦体験絵画」1

「内戦絵画」というジャンルがあるかどうか知らない。 初めての受賞:二科会千葉支部展読売新聞支局賞受賞: 「告発」 まさか実写ではない。1970年代、中米の内戦の巷に住んで、日ごろの体験やニュースなどをもとに、日本に戻ってから描いたもの。 「逃避行…

「在間次郎(アルマジロ)の物語3」2020年12月20日

アルマジロからできた楽器 ★チャランゴという楽器がある。小さな弦楽器だけど、面白いからほしがっていたら、エノクがエクアドルに出張に出た時買ってきた。安かったとか言っていたけど、折れた跡があって、もしかしたら騙されたのかも。 でも、飾りとしては…

「在間次郎(アルマジロ)の物語2」2020年12月18日

丸い木に描いたアルマジロ。この木を売っていた店は消滅したので、もう新しいのが描けない。実は鍋敷きにでもするかと気楽に描き始めたのだけど、描いてみると、惜しくなって飾りにして売り始めたら、案外気に入ってくれる人がいて、今は1点しか残っていない…

「在間次郎(アルマジロ)の物語」2020年12月17日

私は今虎を名乗っているけれど、ネットデビューした初めのころの名前は「在間次郎」だった。中米エルサルバドルに行って、最初に出会い、気に入ってしまった動物がアルマジロで、アルマジロを題材にいろいろ絵を描いて、ペンネームも「在間次郎」にしたんだ…

「この世で出会った動物たちの物語16」12月12日

「ちょっとペットを離れて自由な動物たち20」「インコ」2 ↑題して「TIKALの空」。これは最近完成した60号Fのインコの飛翔。 TIKALはグアテマラの古代遺跡。私たち夫婦が新婚旅行に行った場所です。 TIKAL遠望↑(TiKalは巨大な古代都市だから、到底写真に収…

「この世で出会った動物たちの物語15」12月11日

「ちょっとペットを離れて自由な動物たち19」 「インコ1」 私の生活に欠かせない生き物が鳥。現在家に同居しているのはオカメインコ。これは我が家のオカメインコ。オカメは最初のが事故で他界し、その後連れてきたのが強く育つようにって桃太郎という名…

「この世で出会った動物たちの物語14」12月9日

「ちょっとペットを離れて自由な動物たち18」 「ペットから作った作品」 今日はちょっと体調崩しているので、病院に行ってきた。くたくたで、長いエッセイ描けないから、ちょっと面白い、作品をお目にかけようと思う。ペットからできた作品。 この帽子は私…

「この世で出会った動物たちの物語13」12月8日

「ちょっとペットを離れて自由な動物たち17」 今日はついでに植物も。 「アスレッホ」 スペイン語で青のことをazulという。zは濁らない。私が親しんだもう一羽の鳥は、azulejo。アスレッホと発音する。青い鳥という意味かな。庭に来るから毎日眺めていた…

「この世で出会った動物たちの物語16」12月7日

「ちょっとペットを離れて自由な動物たち12」 「チルトータ」 中南米の鳥たちは、色が派手だ。まあ、スズメもどきもカラスもどきもいるんだけど、やっぱり目を引くのは、色鮮やかな「私が日本で見たこともない」鳥たち。 今日は、エルサルバドルで「チルト…

「この世で出会った動物たちの物語15」12月6日

「ちょっとペットを離れて自由な動物たち11」 「ケッツアル」 ケッツアルという鳥は、ほとんど私には「伝説の鳥」だ。グアテマラの博物館で、はく製にお目にかかったことしかない。でも、飛翔している画像があるから、まだどこかで生息しているはず。コス…

「この世で出会った動物たちの物語15」12月6日

「ちょっとペットを離れて自由な動物たち11」 「ケッツアル」 ケッツアルという鳥は、ほとんど私には「伝説の鳥」だ。グアテマラの博物館で、はく製にお目にかかったことしかない。でも、飛翔している画像があるから、まだどこかで生息しているはず。コス…

「この世で出会った動物たちの物語14」12月5日

「ちょっとペットを離れて自由な動物たち10」 「今日はオオハシ」 オオハシはくちばしがバカでかい鳥。ホンジュラスの動物園(というか、鳥ばかりいる園)でしかお目にかかったことないが、中南米に野生で生息しているらしい。都会に住んでいたから見たこ…

「この世で出会った動物たちの物語13」12月4日

「ちょっとペットを離れて自由な動物たち9」 「インカカケス」と「ウラカ」 私は中米エルサルバドルに長いこと暮らしたから、あの国の珍しい動植物には、かなり親しんだ。でも、南米はマチュピチュ観光と、それとは別に、ヴェネズエラにある人物を訪問する…

「この世で出会った動物たちの物語12」12月3日

「ちょっとペットを離れて自由な動物たち8」 「今日は鷺の話」 このシリーズの最後に私はインコのことを書くつもりでいる。インコには思い入れがあるからね。鳥類は始祖鳥だろうがダチョウだろうが全部好きなんだけど、今、オカメインコと共同生活している…

「この世で出会った動物たちの物語11」12月2日

「ちょっとペットを離れて自由な動物たち7」 「猫」 私は実家にいた時、35年間猫と一緒に過ごしたから、別に猫と相性が悪いわけではない。結婚してからは、娘が子供の時喘息持ちだったことが原因で、猫を自宅で飼わなくなった。 今の家の周りにも、もともと…

「この世で出会った動物たちの物語11」12月2日

「ちょっとペットを離れて自由な動物たち7」 「猫」 私は実家にいた時、35年間猫と一緒に過ごしたから、別に猫と相性が悪いわけではない。結婚してからは、娘が子供の時喘息持ちだったことが原因で、猫を自宅で飼わなくなった。 今の家の周りにも、もともと…

「この世で出会った動物たちの物語10」12月1日

「ちょっとペットを離れて自由な動物たち6」 「金魚とメダカと災難」 私が金魚を飼い始めたのは、ちょっと悲しい思い出がある。母の最期をみとったとき、薬のせいか、母は妙なことをよく口走った。末期がんになって、お腹が腫れて苦しんでいた時、母が自分…