「この世で出会った動物たちの物語14」12月5日
「ちょっとペットを離れて自由な動物たち10」
「今日はオオハシ」
オオハシはくちばしがバカでかい鳥。ホンジュラスの動物園(というか、鳥ばかりいる園)でしかお目にかかったことないが、中南米に野生で生息しているらしい。都会に住んでいたから見たことはない。(別に中南米だって都会はあるのです。はい)
この鳥、体長に比べて、くちばしがばかでかいので、見た時はくちばしばかり眺めていた。やっぱり日本に帰ってからオオハシの研究をしたけれど、オオハシにも種類があって、私が出会ったのは「鬼オオハシ」という種類らしい。
以下参照
これは絵になると思って、いろいろ描いた。なんだか知らないけれど、変なものはよく売れる。日本で、絵の勉強をしたくて「正式な」画家先生の教室に入門したけれど、私が中南米で出会った景色風物などを描いたとき、先生様、「こんなものは絵じゃない」といったけれど、人って「絵じゃない絵」を面白がって買ってくれるんですよ。ありがたいことに。
オオハシ
別に実物を見て描いたんじゃないからそこに蝶々がとまっていたわけではない。絵っていうのは「絵空事」だからね。でも、オオハシという鳥はこんな鳥だった。ちょっと飼ってみたくなります。
これはまだ自宅にある。
奇木にも描いた。
この奇木、割れていたので、オオハシが口を開けていることにした。画家って勝手なもんです。
これはドアノブかけ。
というわけで、出会ったオオハシは私の絵の題材になった。今あるのは横長の『オオハシと蝶』だけ。鬼オオハシしか知らないけれど、皆巨大なくちばしをしているらしい。しかしあんな大口で、何をがぶっと飲み込むのか、食べているのは見たことない。