「この世で出会った動物たちの物語13」12月4日
「ちょっとペットを離れて自由な動物たち9」
「インカカケス」と「ウラカ」
私は中米エルサルバドルに長いこと暮らしたから、あの国の珍しい動植物には、かなり親しんだ。でも、南米はマチュピチュ観光と、それとは別に、ヴェネズエラにある人物を訪問するためだけ行ったことがあっただけで、住んだことはないから、ほんの数日間しか、珍しい動植物に出会っていない。でも鳥好きの私の目には十分珍しかったから、写真に収め、スケッチしてきて、帰国してから絵を描いた。
ヴェネズエラのメリダに懐かしい人に会いに行った。その人は広大な森の中のある教育施設に住んでいて、そのとき、森を散歩しながら見つけたのが、インカカケス。とても美しい緑の鳥だった。動くものを見つけて、あれは何だと、よくよく見たら、保護色なのか、なかなか見えなかったけれど、木々の間に緑の羽根を持つ美しい鳥がいた。後で調べたら、「インカカケス」と日本語で言うらしいが、カケスに似ているかどうかわからない。
以下は私が実際に出会った「インカカケス」の絵。
額縁の内枠にはみ出して描いたから、この絵はこの額縁しか付けられない。で、友人が買っていってくれた。自分でも気に入っていたので、実をいうとちょっと惜しかった。
下はその実像。検索で出てきたから、少なくとも名前は正しい。
これが本物の写真。
日本で言う「カケス」は以下。カケスとインカカケスはどうも似ていない。
もう一羽は「ウラカ」。実をいうと、この「ウラカ」という名前は南米から帰国して日本で検索して見つけたのだけれど、今探しても見つからない。以前のPCは壊れてしまい、記録が残っていないのと、現在「ウラカ」で探しても出てこなかった。
下は奇木に描いたウラカ。
今見つからないからと言って、想像で名前を作ったわけでもないし、ちょっと当惑している。
上の絵も、両方とも売れてしまって、写真の技術も下手な頃取ったので、撮りなおしたいが、手元にないので、撮りなおしができない。