Ruriko's naisentaiken

エルサルバドル内戦体験記

少し、試運転

掃除をしないから、今、庭は落ち葉でいっぱいだ。私が作った崖の階段は木の葉が敷き詰められて、すっかり黄色くなった。

Mさんは、応急処置で、私のできないところだけをやっていってくれたけど、あとは、私が仕上げをしなければならない。隙間は庭に積んだ土砂を埋めて固めるのだけど、いつ始められるのやら、自分の体調がはっきりしない。

娘がスカイプ電話をしてきたので、崖の最終的なところは、お父さんが手伝ってくれるのを待っていると言ったら、彼女、大げさに、えええええええええええええええええええっと、叫んだ。

お父さんなんかに頼んだら、反って崖が崩れると思うけど、とか言っている。腐っても鯛、とにかく男なんだ、腰痛ばあさんよりは役に立つだろうと言ったら、絶対お母さんが、現場監督しなきゃダメ!だって^^。これって、喜んでいいのかネ。複雑な気分だ。彼だって、JICAのプロジェクトで、開発の仕事やっていたんだ。大学で、今だって、地震学教えているんだし、崖崩れに無知じゃないよ。土木用語は、日本語で通じるんだから。

そんなことを思い出しながら、崖を眺めていたら、開いている穴に、木の枝を敷き詰めることぐらいならできるかな、と思い、大きさにして、棺桶ぐらいのところをちょっと処置するために、崖を登った。凸凹の穴に、あらかじめためておいた落ち葉を埋め、その上に軽く束ねた枝の縄をほどいて、いびつな穴にねじこんだ。4束でいっぱいになり、その上にバケツで運んできた土を3つばかり開けたけれど、それ以上は、無理だった。

大したことをやってないのに、汗だくになり、ふらふらする。お!こりゃだめだ。そう思って中止した。私が運んだのは、木の枝と落ち葉だけなんだけどな。1週間で、体力って、こんなんいなくなるものかいな。

あらかじめ、お風呂は沸かしておいた。風呂に入ろうと、服を脱いだら、木綿の下着が、水を浴びたようにびちゃびちゃ。冷たい。人間の汗って凄いもんだ。一升瓶一本くらいの汗、平気でかくんだな。しかも、1時間も仕事しなかった。

身に起きることは、すべて感心してしまう。明日、雨が降らなければ、又30分くらいやってみるかもしれない。体力は、力使わないと、回復しないだろうから。