Ruriko's naisentaiken

エルサルバドル内戦体験記

ただの日記

明日、ある家を訪問する。うまい時間が取れず、2ヶ月床屋にいっていない。今日行こうと思ったら、ひどく風が強くてしかも寒い。

自分で切ることにきめた。お風呂を沸かし、脱衣場を暖房して、そこで散髪することにした。夏なら、よくやる手なんだけど、冬は切った髪の処理が大変だから、あまりしない。でも、今日は明日の準備があるから、ぱぱっと決めたので、ぱぱっと始めた。

私の毛は白髪だけど、量が多い。らしい。比べる相手も比べる必要もないから、比べたことがないけれど、床屋がそういうから、そうなんだろう。ところで目の焦点が半端なせいか、鏡でハサミの位置を決めるのだけど、なんだか位置が外れる。不器用になったなあ、と思う。それでもかなり目くら目ぽう、じゃきじゃき切って、お風呂に飛び込んで頭を洗った。

そのせいかな。のどが痛い。枇杷茶を沸かして飲んだ。枇杷茶も枇杷酒も、主人もせっせと飲む。ストックしておいた葉っぱの最後の分を沸かした。枇杷酒は、3本つけて、1本しか残らなかった。たぶん、特に薬用としてではなくても、「おいしい」のだろう。

昔はよく料理もした。エルサルバドルにいたときは、他人のうちを訪問して、うちみたいにどんどん料理を出すところがないと見えて、主人の友人が大勢料亭代わりに集まっていた。子供の誕生会にも、ケーキを作った。エルサルバドルのケーキは、死ぬほど甘いので、一度買って懲りたから。

最近は相手がいないから、何もしなくなった。何もしないと、腕が落ちる。当たり前の家庭料理さえ、作り方を忘れてしまった。

ところで、凄く手が不器用になった。昨日、竹垣を作っていて、指がもつれておかしいと思った。力だけがなくなったのかと思ったけれど、指がもつれるというのは、おかしい。

脳だろうな、これは…