Ruriko's naisentaiken

エルサルバドル内戦体験記

回復傾向にあり

手術1週間目。目玉の医者にいってきた。自転車で行ったから、交通の激しくない通りを走った。がちゃめでも案外遠目は効く。ところで、この前、眼帯をしていった時は、危険だから、杖をついて行ったのだけど、その杖は、マチュピチュ登山用にエクアドルで買った、きわめて装飾の目立つものだった。

それで、今日は、杖をついていないので、あの杖また見たいと期待していたのに、とか、看護婦さんや、お医者さんにまで言われたので、じゃあ、と言って、自宅の常設展の案内を置いてきた。行く行くとか言ってなんだか面白がってくれる。なんだか凄く、気さくな人が多い医療機関だ。しかも、いつも満員。ここいらでは、名の知れた丹羽眼科という。ちょっと宣伝しておこう。

帰りに、わざわざマルエツによった。主人が、昨夜、会社の集まりから帰ってきて、和食がうまかったうまかったと、相好崩していたので、じゃあ、もう一つ、主人の好物を買ってこようと思ったのだ。

マルエツのウナギは、やたらに安い。どうせ中国産のものだろうけれど、別に毒が入っているわけではなさそうだから、時たま利用していた。

昼飯。私はまだ禁酒中なので、アルコール関係は、あまり提供しないものだから、彼、枇杷酒で我慢している。日本に来てから、なんだか、体の調子がいいという。鼻のアレルギーも感じないし、いびきもかかない。もしかしたら、私が毎食料理に入れている柚子のせいかなあ、とか独り言を言いながら、昨日自分で買ってきた柚子を何とか、枇杷酒に絞り込んでいた。

私はそんなことをして飲んだことがない。気分がよくなったから、なんでもエルサルバドルにないもののせいにしているらしい。柚子はエルサルバドルで育たないだろうか、というから、育ったとしても、実がなるまで18年よ、枇杷は11年だけど、枇杷なら葉っぱが薬用になるから柚子よりは、枇杷を持って行く方がいい、といっておいた。種ならたくさん内にある。しかし、アメリカを通過するなら、危険かも。あそこは、入管で、身ぐるみはがされるからね。

彼はとうとう、年内毎日、招待されることになったらしい。まあ、禁酒中の私とより、楽しいだろう。よかったわねえ、と言ったら、私のことを気の毒がっている。そんなことない。私は、飲み会より、崖の修理のほうが肌に合っている人間だし、もうすぐ、私は再開するよ、と言ったら、それも、自分は必ずやって帰るんだという。私には、崖の修理はストレスじゃないんだけどね。

私のたった一つの外出は、雨宮神父の講座に出ることで、年内最後の講座が25日だ。夜7時ごろまで帰ってこないけど行ってもいいかと言ったら、どぞどぞどぞどぞ、だって。なんだか、クリスマスパーティーと誤解しているらしい。パーティーになんか行く方がストレスになるっていうことを、彼、まだ理解していないんだ。ははは^^。