世界トイレ事情
FBの記事見て思い出したこと
実は友人にグアテマラ気違いが一人いて、今グアテマラを旅している。で、時々現在のグアテマラ事情を書いているので懐かしと思って読んでいる。
今日はグアテマラを乗っ取ったカトリックの話だったけれど、そこに、グアテマラが守ったグアテマラ本来の宗教の話が出ていた。何処でもヨーロッパ人は、他国に押し入って自分の宗教を押し付ける。グアテマラもそうだけれど、どっこい、彼らはもっとしたたかで、キリスト教を受け入れたふりして自国の民族の宗教を巧みに、教会の中に取り組んだ。
そういう話に納得しながら読んでいるんだけど、ふとグアテマラのトイレの話で思い出した世界のトイレ事情を描いてみる気になった。本気で書けば、いいエッセイになるよ。
昔世界を旅して一番困ったのが公衆トイレ。日本は公衆トイレ大国で、日本ほど公衆トイレがどこにでも備わっている国はない。しかも清潔で無料。エルサルバドルの暮らして日本に帰国した娘がため息交じりに行っていた言葉、「日本てトイレがきれいで無料なんだ。本当に無料なんだ。」
私だって世界のトイレでいろいろ経験がある。グアテマラ旅した時なんか、やっとたどり着いた湖畔の宿で、トイレに入りたいと言ったら、「トイレで何するんだ?」って聞かれたのよ。なにするって、すること決まっているんじゃないの?
ところで決まってなかったらしく、しつこく聞くのよ。何でトイレが必要かって。たまげたねえ。ええと脱糞するんですとスペイン語で言ったらさ、あっちのほう指さして、あそこですりゃいいじゃないか、と当たり前な顔して言うの。
「あっち」って鰐のいる湖畔ね。仕方がないから、ダヴィについてきてもらったら、彼、鰐ににらみを利かせて守ってくれたので、用を足せたのよ。
ソ連時代旅した時は、ハバロフスク空港のトイレにたまげた。女性用のトイレでも、ドアがなくて穴が並んでいるだけでさ。しかも壁一面に巨大な鏡。外で衛兵が銃を構えて立っているのよ。世界中の旅行客の脱糞状況見てどうすんのよ。
20代で若かった私は、茫然としていたら、中にいた客の一人が、傘させって、教えてくれた。