Ruriko's naisentaiken

エルサルバドル内戦体験記

今日の客人

客人2人+1人。12時過ぎになって、外務省の車でたどり着いた。2人と言うのは、エルサルバドル大使と、仲立ちをした日本人。もう一人は、フィリピン人の若い運転手。運転が下手すぎて、うちの駐車場に入れないだけでなく、それもありうると思って、あらかじめ許可をとっておいた、裏の旦那の駐車場にも入れない。道路が狭いから、家の前に駐車されちゃ困る。バックして、何とか、人様の空き地に断わりなしに駐めた。

JICA主催の中南米の孤児援助のチャリティーの催しに、私の絵を貸してくれという用件できたのだけど、仲介に立っている日本人の趣味で、同じものばかり選ぶ。今回は大小4枚。30号2枚と変額2枚。2号室から半分の絵が消えたが、ま、しかたがない。絵を役立ててもらえるなら。

食事は、パンを買ってくると言っていて、確かに買ってはきたけれど、あまり手をつける気がしない菓子パンばかりだった。

昨日、セビチェの用意をしておいてよかった。今朝になってから、グアカモルの用意もした。エルサルバドル人相手に、エルサルバドルの料理と言うのは、どんなもんだろうと思ったんだけど、それが、あにはからんや、バカみたいに喜んで、こんなセビチェ、食べたことがない、おいしいおいしいといいながら食べまくっている。おまけに「ああ、これにププサがあったらなあ」とかいう。

「待っているなら作りましょうか」と言ったら、キャッキャと喜んで、手持ちのパンを放り出して待っている。おかしかった。丁度娘に頼んで送ってもらったエルサル特製のチーズがあるんだ。フリホーレスも冷凍保存してあるのがある。

あまりに、「ププサ」の一言で目を輝かせるから、なんだ、それでいいなら、一緒に作りましょうよ。と言ったら、彼女、動いた。

大使になる前は、ただの主婦だった。私がそういう役職にぶるぶる震える人間じゃないんで、こちらのペースに巻き込んだら、彼女、さっさと巻き込まれた。で、3人で、ププサを作り、なんか、凄く幸福そうに、作ったものを全部平らげて帰った。

2号室の壁に空間ができた。明日から、穴埋めの絵を描くとしよう。