Ruriko's naisentaiken

エルサルバドル内戦体験記

自転車散歩と虫

昨夜は疲れて、8時前に寝て、今朝4時に目が覚めた時、今日は、江戸川に行こうと思った。洗濯機を回し、適当に食料を詰め込んで、気がついたのが、ペットボトル入れをスーパーおっかさんに置き忘れて来てしまったこと、仕方ないから小型のペットボトルにアクエリアスを入れて、保冷剤をタオルに包んで、保冷ボックスに入れた。出たのは、5時ちょうど。

なんだか、不備が多い。懐中時計は壊すし、ペットボトル入れは置いてくるし、あまり長時間は無理だな、やれやれと思って、出発してから、眼鏡をかけるの忘れたのを思い出した。眼鏡は、視力調整のためでなく保護用のやつ、白内障の手術以来、使っている。でも、眼鏡はバッグの中に入れたから、後で、適当なところで出せばいい、そう思って江戸川自転車道の入り口で止まって、バッグを調べた。

ところが入ってない。確かに入れたはずだがと、全部ひっくり返して探したが、ない。5時台は朝日が低いから、サングラスがないと、つらいんだ。しかたがない。東を見ないようにしてはしろう、なんて考えて、とりあえず、いつもの折り返し点まで走ることにした。其の折り返し点と言うのは、「海から35キロ」のちょっと手前で、工事中の下へ行く道路の分岐点になっているため、ちょっと広い空間があって、良くそこに止めて朝食をとる場所。

おまけに、ちょうどその分岐点に差し掛かる手前で、左の手がしびれ出すのだ。それが私のバロメーター。初めのころは、しびれ出すから、休みたい、休むところ探していたら、少し広い空間があった、ついでだから、食事しよう、という順序で、いつの間にか、同じことをしていた。元気な時に、もっと先まで行ったが、もっと先に行くほど、道が細くなり、人も通らないが休むところもない。一人歩きのばあさんは、見晴らしの良いところで休憩をとる方がいい。自衛上、そう考えた。

自衛っていえば、私はいつも思うんだが、自衛のためにヘルメットかぶったり、発光帯を身につけたりしていると、人は、「変わっている」とか言って笑うんだね。私は自転車乗り始めたの、67歳になってからだから、知らないことを知ろうと思って、かなり熱心に自転車にかかわる道交法を研究したんだ。

だから、自転車走行の場合、ヘルメット着用や、夜間の発光帯の着用は、「義務」になっていることを知っている。それに私のヘルメットは、競輪用の異常な奴じゃなくて、「街用、女性用」と言うのを、わざわざ探して買ったんだ。それが「以上」なら、売ってる方も異常なのさ。

私は前と後ろの籠の周りに発光帯を装着しているが、理由は肩から掛けると、ずれ落ちて、腕の操作を狂わせるからだ。歩道を走っていいのは、子供と70以上の老人のみ。その他は原則車道を走るのが義務で、「自転車走行可」の標識のあるところのみ、歩道走行が許可される。

圧倒的多数が幼児から自転車に載っているために、自転車の道交法を知らないだけで、私は「変わっている」んじゃなくて、正しいことをやっているんだ。道交法に限らず、私が「変わり者」とされる原因の大多数は、間違っていることが常識になっている状況の中で、正しいことをやっているからにすぎない。その意味で、私は「非常識」かもしれないが、人間として後ろ指を指されることなど、やってないんだ。

また脱線。よほど私は腹にすえかねているね^^。

で、帰宅して携帯の時計を見たら、丁度7時で、2時間歩いていたことになり、テレビ体操を逃した。

で、帰ってから、着替えしようとして、ズボンを見たら、たまげた。黒い粒粒がズボンのすそいっぱいにくっついている。そう言えば、今日は虫が多かった。いつものようにただ自転車道を走っていて、草むらに入ったわけではないのに、ふと気がついたら、長そでの袖の回りが黒い点点だらけだった。それを私は単純に虫だと思っていて、分岐点で止まっている間、見もしないで、手だバタバタ払っただけで、ズボンのことは気がつかなかった。

路上に、あまり見かけない大きな、灰色で黒い筋模様があるいも虫が歩いていて、珍しいなあと思っていたのだけど、帰りに見たら、その虫はつぶれて死んでいた。私は、くだらん人間より、芋虫の方が気になる人間だ。行きにいも虫を見かけたときに、安全な時に逃がしてやるべきだったと、すごく後悔した。

それで、行く前に洗濯機を回したのに、もう一度、来ていた服を全部洗おうと思った。なにしろ、虫とか雑草の汚れは、早めに洗わないと、シミになってとれなくなるから。

今日はバカ暑く、洗濯ものはよく乾く。

洗濯して食事の追加をしてから、疲れたので寝た。後で時計を見て気がついたのだけど、起きた時、1時を過ぎていた。久しぶりの遠出で、かなり疲れたらしい。