Ruriko's naisentaiken

エルサルバドル内戦体験記

手術終了

昨日、出発の直前、Mさんから電話があって、結局、道を選んで車で連れて行ってくれた。雪はびちゃびちゃで、車道はほとんど問題がなかったが、歩道は雪だらけで、危ういところで助かった。

一緒に手術するのは男女7人ばかりで、交通機関が乱れていて、新松戸に住まいがある人以外は、遅れてきたので、私は2番目に手術を受けられた。12月の時より、痛かったが、手術後は、うまく行って、違和感は感じなかった。

なんだか久しぶりで、他人が調理した食事を食べた。物凄く伝統的な日本の田舎料理で、特別美味しくはないが、なつかしかった。しかし、体を動かさないで、寝たっきりで、あんなにしっかりご飯を食べたので、便秘になったらしい。

ところで、花粉対策用の眼鏡、大成功。何だ、それがあるなら、眼帯よりしっかりしているということで、眼鏡の中にガーゼを入れて過ごせた。眼帯は、開いている方の目に紐が入り込んだり、ずれたりしてうるさいから、あの眼鏡は重宝した。

1時、退院で、路上に出て、タクシーを何台も見つけたのだけど、空車のくせに止まってくれない。むかっとして、歩いて帰ることにした。幸い晴れていたし、雪もほとんどなくなっていた。運動をしなかったから、便秘しているんだろうと思ったので、40分、歩く気になった。

帰ってきたら、鶏が騒いでいた。かわいそうに、餌を1日やらなかったからお腹すかせているんだろう。たくさん入れて行ったんだけど、雀が入り込んで食べるからね。

ところで、留守中に、宅急便が来たらしい紙が入っていた。NTTからとある。忘れていたんだけど、NTTが1週間前に知らせてきたところによると、アダプターの故障がたくさんあって、新しいものと交換することにしたらしい。それを送ってきたのだ。クロネコヤマトに再配達を頼んだら、すぐ持ってきたのだけど、それが厄介なことになった。

そのアダプターは電話線や、スキャナーや、パソコンの電源コードといっしょくたになって、すべての機械の裏側にある。その前に、応接間セットがあって、それをどけて物凄く重い家具を10センチぐらいは前に引っ張り出さないと届かない。交換の手順は送ってきたアダプターと一緒に送られてきたので、別にむずかしいことではない。

ところで、私は、手術で入院の間中、腰痛で薬を飲んでいたし、そのために歩いた方がいいと思ったから、歩いてきたのだけど、無理な姿勢を取ったり、重いものを動かしたりすると、危ないのだ。ソファを前に引っ張り出し、スキャナーと電話機の載った家具はどうしても動かせないから、裏側に手を突っ込んでコードに手を触れた。

その途端にぎっくり腰になった。ぎゃ!もう、それ以上、動けなくなった。

どうしようかと、四つん這いで考えた。私がパソコンを使う時に座っている椅子はキャスターが付いている。そうだ、あれを車椅子にしよう、と、思った。

ところが2メートルくらいの距離を移動するのに、どうすることもできない。しばらく床の上に猫のように丸まって、次にどうすべきかを考えた。

どこにも力が入らない。

とにかく、ロキソニンを飲もう。ロキソニンは、入院に持って行ったリュックの中に入っていて、リュックは、すぐそばに転がっていた。何とか、薬を飲んで、それからしばらく転がっていたが、それから、ベッドの脇にあるはずのコルセットを思い出した。そろりそろりと階段を這い降りて、寝室にたどり着き、首尾よくコルセットを見つけて、装着した。少し落ち着いたらしい。同じくベッドの脇に置いた杖にもすがって、それで移動できるようになった。

留守中の電話に、何件か声が入っていて、その中に、手術をしてきたばかりの眼科からのものらしい声が入っていた。要件は、入ってない。折り返し電話をしたら、次の検診が土曜だったのに、医者の都合で金曜に代わったという。

困った。この腰痛が治るだろうか。土曜日は晴れるらしいが、金曜日は雨だ。金曜にならないと決められないが、支払の日でもあるので、心配している。