Ruriko's naisentaiken

エルサルバドル内戦体験記

金三郎が死んで百合が咲いた

朝、鶏に餌をやるために庭に出たら、金魚の金三郎が死んでいた。金太郎から金十郎までいたのだけど、私が留守したりして世話が足りなかったから、どんどん死んで、金太郎、金次郎、金三郎だけ大きくなった。サイズで名をつけているから、一番小さい金魚。水は減ってないし、循環器も回っている。猫対策も厳重にしてあって、猫が手を伸ばしたりできないようになっている。
 
それなのに、金三郎は陸に上がって、横たわっていた。なんだか、悲しい。でも、仕方がないから、近くの土を掘って、埋葬した。
 
教会に行く気で、朝から準をした。人の中に1時間はいなければならない。途中の汗で、迷惑かけるといけないから、着替えまで用意した。まあ、9時半のミサがメインだから、8時のミサはあまり人が多くない。
行きは江戸川サイクリングロードを通らず、坂川に沿って、まったく迷わずに始まる20分前に到着した。50分かかっている。と言うことは、時速15キロから計算すると、距離は3キロだ。
 
ミサはミサで意味があるだろうけれど、説教は、聞こえなかった。若い未知の神父さんで、説教をいちいちメモを見ながら感情もなく、読み上げている。こんなの落第。メモを読み上げて、人に感動を与えたり、ある種のインパクトを与えたりすることなどできない。小学生の発表だって、まだましな、と思ったら、耳が聞こえなくなった。
 
帰りは、「海から20キロ」の地点から、いつもの江戸川の土手に上った。27キロの地点まで行かなければならないから、物凄い遠回りだ。でもやっぱり町中の通りで、絶対交通規則を守らない自転車のりにつきあっているより、ストレスがないから、たとえ倍かかってもこっちを選ぶ。
 
いつもの出口を下りて、いつもの交差点に差し掛かったら、ちょっと気にしていた「お母さん」と言う名の小さなスーパーがにぎわっているのを見つけた。気にしていたのは、いつも通る時は開店前の準備の時で、値段を見れば馬鹿安いのがわかる。一度来たいと思っていたけれど、こんな遠くまで買い物と言う気になれなかった。
 
今日は、うまく、開店していたので、入ってみた。
 
安い!特に野菜が凄く安かった。胡瓜が欲しかったけれど、すでに売り切れていた。刺身も凄く安かった。なんだか、「贅沢」と思ったけれど、あまりにも安いので、買い込んだ。
 
帰ってきたら、昨日咲きそうだった百合が、半開きになっていて、中の「不思議な」色が見えた。おお!金三郎の供養に咲いたんだな、と、勝手に思った。実は、朝、金三郎の死に気をとられて、この花を見なかった。毎日蕾が膨らむのを楽しみにしていた。でも、この花、去年は別の花壇に植えた時に咲いた花の色と、かなり違う。土のせいかなあ。実は、この方が「面白い」色なのだ。
 
イメージ 1
 
イメージ 2
 
イメージ 3