Ruriko's naisentaiken

エルサルバドル内戦体験記

まだ生きている

  1. ろうろう介護って、熱意だの使命感だの、誠意だのをもってすると、危険な仕事だとつくづく思う。鈍感で無神経な人を心から羨ましく思う。

    でも私は3月末日に日本に帰る。「帰る」とは「逃亡」も意味する。「逃亡」を知りながら決行することは、やっぱり誠意や、熱意や、使命感がじゃまする。一番正しい道は、自らぼけちまうことかも

    日本にも何もない。暮らしを立てる方法もないし地盤もない。デモ帰る。生きていれば、やっぱり私は何かするだろう。後ろを振り返るのが一番怖い。前向きに、なんていう言葉をかけられると、いきなり振り向いて手持ちの杖で襲うかもしれない。

    日本には、金魚が2匹生きて待っているかな…つけた名前、忘れた。金太郎と金次郎だったかな