Ruriko's naisentaiken

エルサルバドル内戦体験記

ホームセキュリティー

お昼、餃子を作っていたら、主人が話しかけてきた。しばらくスペイン語話していないから、しどろもどろで、頭の中混乱している。で、突然、火災警報器が鳴り響きだした。「火事です!火事です!」と警報機が叫んでいる。

気がついたら、餃子が焦げて、もうもうと煙が立っていた。あわてて火を消して、警報機も解除したが、全日警から電話があった。事情を説明し、事なきを得たが、餃子は全滅。

主人がそれを見て、日本はいいなあ、こういう設備があるんだ…と感心している。

私は昔みたいに手際よく仕事ができるわけじゃない。一瞬前にしていたことを忘れてしまうことがよくあって、こういう結果になるのだ。火を扱っているときだけは、声をかけないでほしい、と、主人に頼んだ。

ついでに、ホームセキュリティーを契約したいきさつを話した。2年前、仕事で外出していたころ、2回ばかり、水を沸かすため火にかけたやかんに気付かず、帰宅したら、家の中は煙で前が見えないほどだった。その時炎が上がる前の一瞬早くついたためか、事なきを得たが、以後怖くてうっかり出かけられなかった。恐怖のあまりホームセキュリティーの契約をしたんで、日本はいいなあ、じゃないのだ。

しかし同じエルサルバドル人でも、反応が違う。この夏訪れた主人の友人は、火災報知機のほうではなくて、外出時に警備を担当する警備会社が家の鍵を預かっていると知って、日本はいいなあ、エルサルバドルなら、鍵を預かった警備員が信用できないからなあ、だって^^。