Ruriko's naisentaiken

エルサルバドル内戦体験記

野良しごと

昨日抜いた草の束をゴミとして出そうとして、途中まで行ったら、道路に突き出た枝に気がついた。それもついでに切って行こうとして、手をかけた途端、チクリ!

姿は見えないが、毛虫にやられた。かゆいのはムヒで何とかなるけれど、痛いのは、どうすればいいんだろう。たぶん刺されたところに毛虫の毛が残っているはずだから、ピタッと貼って、さっとはがせば、一緒に毛が取れるはずだ、ときがついた。

猫おばさんの家の前をうろうろしていたら、猫おばさんが出てきた。それで、大丈夫か?と聞くから、大丈夫だと答えたら、いや、60歳の一人暮らしが熱中症で死んだそうよ、と新聞を持ってきた。別に、何歳の何人暮らしだって、気をつけなきゃ、死ぬさ。こんな猛暑、よほどの対策を講じなきゃ、「自然のまま」ではみんな死ぬ。

ところでその新聞に、松戸市のゴミ対策事情が変わるというニュースが載っていた。どう変わるんだろうと思ったら、自然の中で、抜いた草や枝は、特別にセシウム対策をするから、新たに水曜日に回収するとかいう通達が出るらしい。なんだか、彼女、心配そうな顔をしている。其の通達、まだ来ていないから、今日はこのまま出すしかない。

セシウムがどうあろうと、ここに住み続ける限り、なるようにしかならないさ。この部落、死に待ち老人ばかりだから、もう、いいじゃん^^。

ところで、彼女が世話している猫の一匹が、前足がなくなっているのに気がついた。野らなんだけど、綺麗な毛並みの猫。ニャンギートの家族だ。どうしたのか、聞いたら、罠にかけた人がいるらしい。彼女、猫を医者まで運んで治療してやろうとしたんだけど、発見が遅すぎて、足が死んでいて、切らなければどうしようもないと言うことで、手術したそうだ。気の毒な猫…。

つまりこののどかな部落にも、都会の神経病みの猫殺しお宅が住み始めたのかな。セシウムより、そっちの方が不安だ。