Ruriko's naisentaiken

エルサルバドル内戦体験記

ホームセキュリティー


「ホームセキュリティー失敗記」

今日は、いろいろなことをしたせいで、ちょいと失敗談。

我が家は、ホームセキュリティーというのを京葉ガスと契約していて、家を出るとき帰る時、ボタンひとつで、警備会社に知らせるようになっている。慣れないとかなり面倒なのだけど、携帯用の警備会社直結のボタンがついた器物がある。ペンダント式になっていて、使ったことはないのだが、いつも身につけていて、死にそうになった時にボタンを押すと、警備の人が来てくれるということになっている。

そのペンダント、案外重いので、私は首に下げないで、安全ピンで、衣服につけて生活している。

ところで、今日はダイエーの朝市に行く予定で、朝、いろいろなことをした関係で、出かけるときの外出モードのボタンを押してから、何度も忘れものに気付き、出たり入ったり警備解除をやったり、ちょっとばかなことを繰り返した。

ところで戻ってきたら、玄関が開いて、制服着たおじさんが出てきた。ぎょ!何があったんだろう!

我が家は一人暮らしで、しかも、表通りからは、少し引っ込んだ家だから、間違っても人が出入りしたりしないのだ。明らかに、留守中に、何かあったんだ。緊急の場合に警備会社に鍵が預けてある。

(話違うが、この話をエルサルバドル人にしたら、そういホームセキュリティーエルサルバドルにもほしいが、だいたい、警備会社や警官を信じられる国じゃないからね、鍵なんか預けたら、1日で持ち物みんな消えてなくなるよ、と言っていた。)

で、驚いて、何事が起きたのか尋ねると、私の留守中に緊急ボタンが押されたので来てみた、というのだ。中を調べたが、施錠されていない窓があったが、他に異常は認められなかったので、すべて調べて、書類を置いて出てきたところだ、ということだった。

で、緊急のボタンのついたペンダントはどこにあるか、というので、ぎょぎょっとした。

気がついたのだ。山に上って土木工事をする際、足を踏み外したり、ひっくり返ったりした場合を恐れて、作業着にペンダントをくっつけておいた。ところが、家を出る前に汗だらけになったので、作業着一式洗濯機に放り込んで、回して放置したのだ。

あわてて洗濯機を覗いてみると、ペンダントはやっぱり中に入っていた。回る途中で、ペンダントのボタンが押されたんだろう。機械が壊れたかもしれない…

青くなって、警備員のいるところで、ためしに押してみたが、警報は無事、警備会社に伝わるらしい。よかった。案外いい機械なんだなあ。

というわけで、忙しい一日でした。