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エルサルバドル内戦体験記

クリスマスプレゼントの話

クリスマスプレゼントの話

クリスマス商戦の重要な目的の一つ、クリスマス商戦で一番騒がれているのはプレゼント。でもこれも、アメリカ経由の商戦の一つで、意味なんかどうでもいいらしい。

 

カトリック国のクリスマスは、静かなもので、キリストが生まれた日は、ミサをする。静かに静かに荘厳なミサをする。何しろキリストが生まれた日という設定だからね。町は、キリスト誕生の、等身大の像が中央に置かれ、並木はキラキラ装飾がほどこされるけれど、どこにもキャッキャとした騒ぎがない。まあ、それはスペインの話だけど、フランスやドイツは知らない。

 

で、肝心のプレゼントは、クリスマスでなく1月6日、むかし「御公現」と呼ばれた日に行われる。「3人の博士」と日本語訳されているmago(占星術師)が星を頼りにイエスの誕生を見つけて、贈り物をささげたという伝説から、この日がプレゼント交換の日。

その3人の占星術師は光る★の運航につられてたどり着いたのが、ベトレヘムの厩ということになっている。その厩の中でイエスが誕生していた。クリスマスが星だらけなのも、この話が由来。

 

私がスペインを旅した時も、世話になった家で、1月6日に、香水をプレゼントしてもらった。私は豚足1本の生ハムを持って行ったけど、これ、日本の荒巻みたいなもので、習慣らしい。

 

もうああいうクリスマスは日本では味わえない。すごい商戦音楽、あれは戦後日本の占領軍がもちこんだものだ。ジングルベルの音楽ね。あのジングルベルに、全く何も宗教性がないところ見ると、あれも日本征服のためのテクニックだったんだろう。