Ruriko's naisentaiken

エルサルバドル内戦体験記

外回りの掃除

4時に起きた。ここ3日間、庭仕事でそのくらいの時間に起きている。自分の庭はだいたい歩けるぐらいに回復して、昨日から池の整備と外回りを始めた。自分が作った崖のシャガとアジサイ園は、雑草がはびこり、木の枝が伸びて、道が狭くなっている。

原発事故以来、松戸市が義務付けた草木の処理袋を買ってきて、抜いた草や伐採した木の枝を詰め込んだら、この3日間で19個になった。その回収日は水曜だけ。だから水曜までに、できるだけ多く仕事をこなさなきゃならないと思って、始めたのだけど、この19個でまだ仕事量は半分もいってない。

3カ月、しかもその3カ月は一番木々が伸びるときとあって、留守した時間は草木にとって自由な時だったろうなあ、と、ちょっと草木の身になって考えた。

上を見上げたら、木の幹を伝って延びた葛がもう少しで電線に届きそうになっている。コリャ、まずいわと思ってその葛の蔓をたどって一番手の届きそうなところを見つけてもとから切った。引っ張ればずるずると蔓が下りてきそうだけど、力が足りないので、そこまではしなかった。ここいらは葛だらけ。精製の仕方を知っていれば葛の粉が取れるかもしれないが、知らないから伸びた蔓を切って捨てている。

車を持っている近所の人が出てきたので、明日のゴミ運び手伝ってくださいと言ったら、快く引き受けてくれた。家は坂の途中にあって、手で19個を運ぶのは骨が折れる。しかも、明日も労働を予定しているので、25個ぐらいにはなるだろう。

この道路、別に私の管轄ではないのだけど、みんな私が掃除するものと思っていて、伸びすぎた枝のため、車が通るのが困難になっても誰も手をつけない。3カ月の留守のあと、やっと私が掃除し始めたら、なんだか喜んではいるようだ。

だから、少なくともできたゴミ袋の運搬ぐらい手伝ってくれても良いかな、と思った。