Ruriko's naisentaiken

エルサルバドル内戦体験記

2013-01-01から1年間の記事一覧

もし私が戦後の困窮時代を経験していなかったら

今、介護を引き受けていて、多くの衣類を手洗いでこなしている。(あ!「手洗い」って便所じゃないよ。「手で洗う」っていう意味ね。^^)私の実家に「洗濯機」なるものが登場したのは、確か高校時代だった。だから子供のころはすべて衣類は「手洗い」。テ…

まだ生きている

ろうろう介護って、熱意だの使命感だの、誠意だのをもってすると、危険な仕事だとつくづく思う。鈍感で無神経な人を心から羨ましく思う。 でも私は3月末日に日本に帰る。「帰る」とは「逃亡」も意味する。「逃亡」を知りながら決行することは、やっぱり誠意…

裏庭に咲いた赤い花

裏庭を開墾していろいろな植物を植えた。これは蔓の植物で赤い花が咲くので、日本から持ってきた緑のカーテン用のネットをつけてはわしてみた。案外早く蕾がついて、咲いたのがこの花。

桜に見える、エルサルバドルの花

実は桜とは、関係ない。マキリシュアという。特に日本人が愛している。 花が散っているのを見ると、花弁でなく、そっくり花ごと散っている。 散る花を愛する日本人のため、地面の散った花を撮影。ただし、散る花に特に趣を感じる美意識は世界的にみて異常。 …

まだまいってない

2月19日 朝の仕事を全部済ませて、ちょっとくつろいでいたら、玄関のベルが鳴った。出て見たら隣の家政婦だった。63歳なのだそうだけど、80歳に見える。マリと親しかったから、マリがいないことを知らないで会いに来たのだろうと思って、マリはいない…

散文詩

ろうろう介護の真っ最中。相手は102歳。私は71歳。ただし4月には、二人とも、1歳年とる。 ろうろうかいごと書いたら、朗々介護と出てきた。これいいね^^。 ただし、排泄物にまみれた衣類を手で洗濯するのは「朗々」とはいかないね。そのうち、「労…

やれやれ

2月13日 とうとうストレスは極限に達し、爆発した。マリはいなくなり、エルサルおシンだけが週に2回来ることになった。家事のすべてと、爺様の介護を私が引き受けることになった。だからものすごく疲労していて、パソコンに向かう時間もなかった。 今、始め…

ここ数日間の日記

1月29日 あまりに人間関係が煩わしく、ストレスがたまりすぎていて、つらいと思った。苦し紛れにふと、ああ、早く日本に帰りたいと呟いたら、日本に会いたい人がいるのか、と、主人が疑った。 え!まだそんな気持ちが現役にあるんだ、と私はむしろ感心した。…

麻生さんの発言について

麻生さんが、終末期医療の延命治療に関して、「さっさと死ぬようにしてもらわないと」とか言ったとかいう話だ。この人はいつも、無神経にへらへらしながら本音をいう癖があって、政治家としては困った人だけど、全く個人的な意見としては、その本音よくわか…

季語が矛盾した俳句3だい

ふるさとの 雪の便りや 蚊帳の中 正月の 寒さ忘れて 氷菓子 季語が合う ふところ寒し 夏の国

豪雪の便り

故郷から、雪の便りがあった。自宅近辺の散歩道は豪雪らしい。豪雪なんて、懐かしい言葉で、真夏の国の正月では、まるで実感がわかない。ここでも朝夕は寒いから長袖のパジャマに、布団かぶって寝るけれど、日中は扇風機つけている。雪で、しかも豪雪なんて…

あけましておめでとう

実は私はつらかった。 友人から、12月23日以降、ブログになんの記録もないけれど、心配しているという便りが来た。その心配の便りはうれしかったが、それでも私は手が動かなかった。 クリスマスから正月にかけてのお祭りの季節に、「おめでとう」といいあう…