Ruriko's naisentaiken

エルサルバドル内戦体験記

自転車


昨日から、娘に誘導されて、ショッキングピンクの自転車を練習し始めた。この自転車、日本のものと作りが違うので、非常に運転しにくい。作りが違うという意味は、たぶん、運転する民族の体格の違いが影響しているのではないかと考えられる。ハンドルが、私の肩幅よりも横に広がっていて、腕を肩幅より大きく広げなければ届かないから、腕で胸をまっすぐ支えることができない。力が両側に分散するから、前のめりになり、速力は出せず、やたらに疲れる。変速機もないから、坂道は上がれない。

それでも娘は立ちこぎでどんどん行くから、何とかついていかねばならず、困った。昨日は、教会に行ったついでにホームセンターみたいなところと、スーパーに寄ったから、それでも、疲れ休みができた。昼前、暇になった娘が、今日も練習するかと聞くから、30分だけでも毎日しないと、意味がないからといって、でもまだ昨日の疲れが残っているので、大事をとって、コルセットを装着し、日本から持参のヘルメットもかぶり、しっかりした服装を整えてでかけたのだけど、歩道はあいにく車がいっぱいで、ほとんど走れなかった。

のったり降りたりしているうちに、見かけたところ中流以上の住宅街らしき通りに入ると、起伏は激しいがきれいで車の通りが少ないようだった。で、少し練習しようとして、車道に降りて運転していたら、平坦ですごくきれいな通りに出た。ここならいいなあと思って、練習場としてどうだろうと、娘に意見を聞こうと思った。ところが、ふと後ろを見ると、娘が付いてこない。

こちらは車両は右側通行だ。歩道は違法駐車がいっぱいで、自転車では歩きにくい。車道は自転車の通行など考えた道路ではないから、娘は後ろからサポートすると言ってついてきているはずだった。ところが、しばらく止まって待ったが、来ない。おっかなびっくりこいてきたから、娘がついてこれないほどそんなに早く走ったはずがない。でもいくら待っても娘は来なかった。

携帯も何も持っていない。下り坂を走ったから、引き返すのが大変だ。それでも仕方がないから、元の地点目指して自転車を引きずって戻った。

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そうしたらはるか遠くに娘が私を探しているのが見えた。その姿見たら、ドドット疲れて、のどが渇き、持ってきたスポーツドリンクをがぶがぶ飲んだ。

娘は学校に行かなければならないというので、そのまま帰った。上り坂を自転車引きずって帰ったから、すごく疲れた。