Ruriko's naisentaiken

エルサルバドル内戦体験記

漢字検定

昨夜、腰痛が治らず、最後の奥の手を出して、寝た。この春に救急車で運ばれたときにもらった座薬。

朝、体がどうなっているだろう、と思って、傍らに置いた杖を支柱として体を起こした。腰の痛みはわずかにうずいている程度になっていたが、未だ、安静にしていろと、何処からともなく、脳みそに指令がきた。仕事を残しているので、そのことが頭にあるのだけど、今日だけは、だめ。だめ。だめ。

それで、覚醒している脳みそを、今日一日、どのように納めるか、考えた。体に故障があって動けず、脳みそだけ覚醒している状態は、苦痛なのだ。(寝たきり老人、苦痛だろうなあ。人は動けなくなったらボケるに限る。)

で、そうだ!と思った。インターネット生活に慣れて、このところ、漢字が書けなくなっている。昔ここに来た生徒が漢字検定を受けたいと言ったときに、親との契約は英語だったにもかかわらず、英語そっちのけにして漢字検定につきあった。其の時の問題集があったはずだ。あれをやってみよう。

そろそろと歩いて本棚を探したら、7,8級と言うのと、2級と言うのがあった。この際、7,8級からやってみよう。と、思った。他人と競う気は生まれたときからないからさ^^。全然恥ずかしいなんて思わない。どうせ、私の漢字能力は小学生並みになっているはず。級などと言うものを持っていない。

私の時代は検定だの等級だのという制度がなかった。あったかもしれないが、学校で重視されなかった。だから私は「級」と言うものは、60過ぎてきまぐれに受けたスペイン語検定しか持っていない。スペイン語検定など、日本じゃ何処も重視しないから、どこかで生かせるわけではないけれど、ちょっと得意だった。

ともかく、何か寝ながらできることが見つかった。それは重畳。

鶏を世話する時、杖を頼りに昨日の崖を登ってみたけれど、陥没していたところは綺麗にふさがっていて、安堵した。ふさがっていなかったら、また「魔」が差して、仕事を始めてしまったかも。

今日はそういうわけで、漢字のお稽古。