崖の整備進行中
8時を回ってしまったけれど、天気よさそうだし、ついでにビバホームに寄りたいので、江戸川まで行った。雨がちょっと続いて天気が落ち着かなかったから、ずっと家にいたけれど、自転車に乗って、風を感じた途端に、すうっと邪気が抜けて行くのを感じた。つまり、普段の私は邪気だらけ。一人で家にこもっていると、はたから見ると「優雅な暮らし」に見えるらしいが、いかに鬱屈しているかが、自転車に乗って風を切ったこの瞬間にわかる。
もう、何も考えずに、まっしぐらに江戸川に向けて走った。
江戸川は、この時間、もうほとんど人がいない。ところが人がいない時間を利用するのか、工事のための大きな車が乗り込んでいたりする。
数台の車と作業着を着た数人の男たちに、行く道を遮られた。自転車を降りて細い道を何とか通り、横目で何をしているのかを見たんだけれど、何もない川辺に向かって鉄パイプで階段を作っているらしいのがわかった。幅は2メートルくらいかな、外で見ると、物は小さく見えるから、もしかしたら5メートルくらいかもしれない。いったいこんな何もないところで何を作り始めるんだろう。もしかしたら、河原を広げて運動場でも作るんだろうか。あああ、折角の自然が。と、自分勝手なことを考えた。
作業場の近くの川に鵜が1羽たたずんでいる。写真を撮りたかったけれど、作業場が邪魔で、断念。
ところで、まだ5キロもいかないところで、ふと手元の燃料表示を見たら、半分になっていた。初めから満タンではないことは知っていたが、8時出発では、あまり遠くに行くと、炎天下に走らなければならない時間になるから、いい加減のところで戻ろうと思ってはいた。丁度時計は9時を指していて、帰りによりたいと思っていたビバホームは開店9時半。行くにはちょっと早すぎる。
でもうろうろしていてもしようがないから、逆方向に走り出した。先ほど見た階段の作業場の近くに、鵜がまだいて、今度は方向が違うから撮れそうだな、と思い、自転車を降りて、なんとか鵜に焦点を合わせたが、なかなかうまく撮れない。
ところで、写真に熱中していたら、何かそばに、ずっと車が止まっているような気配がしていた。ふと見たら、その車、工事関係の車らしいが、私が写真を撮り終わるのを待っているらしいじゃないの。私は、自転車道に車が入ってくるという心配はないから、まったく気がつかなかったけれど、待っている気配にあわてた。
急いで路上に止めた自転車をどけて、車の運転席に向かって会釈した。
ここは自転車と歩行者の優先道路。のんきに写真をとっている私が撮り終わるのを待っているなんて、のどかだなあ、そう思って、その車を見送った。
7iの大きな看板が見えてきたので、一般道に降りた。その先にイトーヨーカ堂があって、その隣がビバホームだ。ビバホームでは、花と野菜用の土を買いたかった。私の3年がかりの崖の整備は、去年以来積んだ山の土の上に、自宅で生ごみ処理機で処理した生ごみ土を載せて、最後は市販されている培養土を載せ、草花を植えるところまでの手順で完成させるつもりだ。
生ごみ土が1段分ぐらいたまったので、少し涼しくなったら1段完成させたいと考えていた。一斉にやらないのは、一斉にやる体力がないから。少しずつ完成に近づくというのが、素人の楽しみでもある。
――――――――――――――――――――――――――
ビバホームについた時、9時10分だった。開店まで、後20分もある。変な方角から来るといつも迷うから、早くきたんだけど、まったく迷わずに、凄く早くついたもんだ。うろうろしていたら、建物は開店していなかったけれど、植え木の部署は外にあるので、入ることができた。駐輪場に自転車を置かず、そのまま入ることができたので、土をそのまま積み込みたいと思った。
土は重い。25リットルの袋を2袋買いたい。それを買い物用のワゴンに載せて、レジを通過して、それでまた自転車に乗せるのは、かなりしんどい。それで、誰かいないかと目で探した。植え木の部署のレジは外にあって、一般のレジと違うので、土を自転車に直接積んで、レジを通したいと思ったから、その旨許可を求めたかった。
ぶらぶらしていたら、やっと中から一人店員が出てきた。事情を話したら、いいけれど、自分は未だ、点呼前だという。たぶん、開店の前に従業員の点呼があって、それから仕事が始まるという意味だろう。
それで自転車に25リットルを2袋積み込んで、待つことにした。時間があったので、植え木を眺めながら歩いたら、実をたくさんつけた紫式部の鉢が並んでいたので、崖に植えようと思って、それを一鉢積みこんだ。紫式部は大好きだ。しかも崖によく似合う。
帰りは坂がきつい。50リットルは重いから、いくらアシスト付きでも力がいる。私はほとんど毎日、自転車で坂を上下しているけれど、まるで痩せないのは、なぜだろう、なんて考えながら、何とか家まで辿り着いた。
今日は生協が来る日。でも、生協の食品は、最近のスーパーの食品の値段からすると割高なので、スーパーに買い物に行ける元気のあるうちは、生協で食品を買うのを控えている。生協を頼んだ頃、私は自転車にも乗れず、体調が悪くて苦しんでいた。だから生協の宅配はありがたかった。でも、自転車に乗れるようになり、体調がいい時は、買い物が楽になったため、最近は、生協では食品以外の物ばかり買っている。
今日頼んだのは、「かたくりの花の苗」。一般に売られていないし、春先き、わざわざ見物に行くほど、好きなのだ。それを先々週のカタログで見つけて、早速頼んだ。これは、「西日が当たらず、水はけのよい日陰」と言うのが条件で、我が家の事情にぴったりだ。
我が家の崖は、日の出の日、つまり東の陽はよくあたる。南は木陰で、西日が半分しか当たらない。つまり崖の真ん中あたりに植えればいいことになる。それが凄く楽しみで、そのためにも土が必要だったのだ。
で、午後、首尾よく生協の「かたくり」が来て、あしたは、少し力仕事。まだ蚊の大群は収まっていないけれど、ひところのような猛暑は収まったから、大丈夫だろう。大丈夫でなかったら、また、ごろごろ寝ればいい。
もう、何も考えずに、まっしぐらに江戸川に向けて走った。
江戸川は、この時間、もうほとんど人がいない。ところが人がいない時間を利用するのか、工事のための大きな車が乗り込んでいたりする。
数台の車と作業着を着た数人の男たちに、行く道を遮られた。自転車を降りて細い道を何とか通り、横目で何をしているのかを見たんだけれど、何もない川辺に向かって鉄パイプで階段を作っているらしいのがわかった。幅は2メートルくらいかな、外で見ると、物は小さく見えるから、もしかしたら5メートルくらいかもしれない。いったいこんな何もないところで何を作り始めるんだろう。もしかしたら、河原を広げて運動場でも作るんだろうか。あああ、折角の自然が。と、自分勝手なことを考えた。
作業場の近くの川に鵜が1羽たたずんでいる。写真を撮りたかったけれど、作業場が邪魔で、断念。
ところで、まだ5キロもいかないところで、ふと手元の燃料表示を見たら、半分になっていた。初めから満タンではないことは知っていたが、8時出発では、あまり遠くに行くと、炎天下に走らなければならない時間になるから、いい加減のところで戻ろうと思ってはいた。丁度時計は9時を指していて、帰りによりたいと思っていたビバホームは開店9時半。行くにはちょっと早すぎる。
でもうろうろしていてもしようがないから、逆方向に走り出した。先ほど見た階段の作業場の近くに、鵜がまだいて、今度は方向が違うから撮れそうだな、と思い、自転車を降りて、なんとか鵜に焦点を合わせたが、なかなかうまく撮れない。
ところで、写真に熱中していたら、何かそばに、ずっと車が止まっているような気配がしていた。ふと見たら、その車、工事関係の車らしいが、私が写真を撮り終わるのを待っているらしいじゃないの。私は、自転車道に車が入ってくるという心配はないから、まったく気がつかなかったけれど、待っている気配にあわてた。
急いで路上に止めた自転車をどけて、車の運転席に向かって会釈した。
ここは自転車と歩行者の優先道路。のんきに写真をとっている私が撮り終わるのを待っているなんて、のどかだなあ、そう思って、その車を見送った。
7iの大きな看板が見えてきたので、一般道に降りた。その先にイトーヨーカ堂があって、その隣がビバホームだ。ビバホームでは、花と野菜用の土を買いたかった。私の3年がかりの崖の整備は、去年以来積んだ山の土の上に、自宅で生ごみ処理機で処理した生ごみ土を載せて、最後は市販されている培養土を載せ、草花を植えるところまでの手順で完成させるつもりだ。
生ごみ土が1段分ぐらいたまったので、少し涼しくなったら1段完成させたいと考えていた。一斉にやらないのは、一斉にやる体力がないから。少しずつ完成に近づくというのが、素人の楽しみでもある。
――――――――――――――――――――――――――
ビバホームについた時、9時10分だった。開店まで、後20分もある。変な方角から来るといつも迷うから、早くきたんだけど、まったく迷わずに、凄く早くついたもんだ。うろうろしていたら、建物は開店していなかったけれど、植え木の部署は外にあるので、入ることができた。駐輪場に自転車を置かず、そのまま入ることができたので、土をそのまま積み込みたいと思った。
土は重い。25リットルの袋を2袋買いたい。それを買い物用のワゴンに載せて、レジを通過して、それでまた自転車に乗せるのは、かなりしんどい。それで、誰かいないかと目で探した。植え木の部署のレジは外にあって、一般のレジと違うので、土を自転車に直接積んで、レジを通したいと思ったから、その旨許可を求めたかった。
ぶらぶらしていたら、やっと中から一人店員が出てきた。事情を話したら、いいけれど、自分は未だ、点呼前だという。たぶん、開店の前に従業員の点呼があって、それから仕事が始まるという意味だろう。
それで自転車に25リットルを2袋積み込んで、待つことにした。時間があったので、植え木を眺めながら歩いたら、実をたくさんつけた紫式部の鉢が並んでいたので、崖に植えようと思って、それを一鉢積みこんだ。紫式部は大好きだ。しかも崖によく似合う。
帰りは坂がきつい。50リットルは重いから、いくらアシスト付きでも力がいる。私はほとんど毎日、自転車で坂を上下しているけれど、まるで痩せないのは、なぜだろう、なんて考えながら、何とか家まで辿り着いた。
今日は生協が来る日。でも、生協の食品は、最近のスーパーの食品の値段からすると割高なので、スーパーに買い物に行ける元気のあるうちは、生協で食品を買うのを控えている。生協を頼んだ頃、私は自転車にも乗れず、体調が悪くて苦しんでいた。だから生協の宅配はありがたかった。でも、自転車に乗れるようになり、体調がいい時は、買い物が楽になったため、最近は、生協では食品以外の物ばかり買っている。
今日頼んだのは、「かたくりの花の苗」。一般に売られていないし、春先き、わざわざ見物に行くほど、好きなのだ。それを先々週のカタログで見つけて、早速頼んだ。これは、「西日が当たらず、水はけのよい日陰」と言うのが条件で、我が家の事情にぴったりだ。
我が家の崖は、日の出の日、つまり東の陽はよくあたる。南は木陰で、西日が半分しか当たらない。つまり崖の真ん中あたりに植えればいいことになる。それが凄く楽しみで、そのためにも土が必要だったのだ。
で、午後、首尾よく生協の「かたくり」が来て、あしたは、少し力仕事。まだ蚊の大群は収まっていないけれど、ひところのような猛暑は収まったから、大丈夫だろう。大丈夫でなかったら、また、ごろごろ寝ればいい。